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●フロッグス・リープ
カリフォルニアでは、葡萄の生育期はほとんど潅漑をしません。ここフロッグス・リープの畑も地表はカラカラ。でも、20センチも掘れば、土はしっとりと水分を含んでいるのです。これは、葡萄にストレスを与えることによって、凝縮した実をつけさせるため。また、地表近くに水分がたくさんあると、根は横に伸びてしまい、フィロキセラ(葡萄の根につく害虫)にやられやすくなってしまいます。できるだけ、土壌の下の水分を吸い上げるように、根は下に伸ばす方が良いからです。潅漑をしている畑でも、葡萄の木に沿って横に延ばしたパイプの小さな穴から、ポッチョン、と雫で落とす程度で、芝生のようにスプリンクラーで大量に水を撒くなんてことはないのです。葡萄の実はまだ小さく、畑になっている葡萄を食べるという夢は破れました・・。
その後、タンクが整然と並ぶ醸造棟へ。ここのタンクは筒型ではなく、四角いタンク。スペースを効率良く使えます。ひんやりとして静かで薄暗く、教会のような雰囲気がありますが、建物の端っこにバスケットボールのゴールが置いてあるところが御愛嬌。仕事の合間にここで遊んでいるんでしょうか?
●ワイナリーだけじゃない!レストランも充実です。
お昼ご飯は、「グレイストーン」というレストランで。中は広いオープンキッチンになっており、おしゃれな感じ。コーンスープをプリンのようにしたものや軽くソテーした牡蛎、春菊やハーブのサラダ、海老の天ぷら風のものにクリーム状のドレッシングが掛かったもの・・など、私が学生時代のアメリカにはこんなおしゃれでおいしい食べ物はなかったよ、と思うようなもののオンパレード。ナパは「食とワインのテーマパーク」と言われているそうですが、本当にそうだと思いました。皿からはみ出すように食べ物が載っている普段着のアメリカではない、別の国です。
●圧倒的な品揃えのスーパー
食後は、酒屋やスーパーマーケットの視察です。どのお店も、カリフォルニアワインばっかり!フランスやイタリアのワインは隅の方で小さくなっている感じでした。そして、あるある、幻系カルトワイン!「マヤ」「スクリーミング・イーグル」「アロウホ」・・。どのワインも高価ですが、お金持ちワインラヴァーなら買える価格。(微妙な表現・・)
スーパーマーケットは、ごく普通の所と、高級食材店(Dean&Deluca)を見ました。前者でも、ワインに関しては充分な品揃え。こちらには、低価格のチリワインも結構置いています。
後者はすごい!ワインの品揃えはもちろんですが、パスタなどの食材はもとより、チーズの品揃えとその安さにはびっくりしてしまいました。フランス産チーズは日本の半額ぐらい。どうして日本ってこんなに物価が高いんでしょう?たくさん試食できるものが用意されていて、チーズ専門の店員さんに相談しながら買い物ができます。ここは本当に楽しい場所です。
●メリーヴェイル
その後、今日最後のワイナリー、「メリーヴェイル」へ。ここは地元の人の生活圏にあり、車の往来も多いです。立派な建物の重いドアを開けると、薄暗く雰囲気のあるバーのようなテイスティングルームがあります。「サン・スーペリー」の健康的ないかにもカリフォルニアらしい雰囲気とは正反対の、大人の雰囲気でした。数種類のワインをテイスティングしましたが、もうこの頃には疲れが出てきていて、あまりよく判らなかった・・というのが本音です。この写真は、両脇に樽がずらっと並ぶテーブル。特別なゲストがここで食事するそうです。うらやまし。

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