写真 写真
2001年12月のレポート

コンテ・アルナウ レセルヴァ・ブリュット
(白・スパークリング)
(スペイン ペネデス 白・スパークリング 辛口 750ml 1650円)

フランスにはシャンパンが、スペインにはカヴァがある!カヴァというのは瓶 内2次発酵方式で造られるスパークリングワインのこと。世の中にスパークリ ングワインはいっぱいあり、簡単に大量に作れる方法もあるのですが、泡のき め細やかさ、手間暇かけた丁寧な造りはやはり瓶内2次発酵方式なのです。こ のコンテ・アウナウ社の母体は16世紀に遡るという歴史のあるカヴァメーカ ー。通常カヴァは法定で9ヶ月の瓶内熟成が必要ですが、このレセルヴァは18 〜24ヶ月もの熟成を経ています。美しいレモンイエロー。力強い豊富な泡。 グレープフルーツや、どことなく熟したキウイを思わせる香り。アタックは弾 ける泡に圧倒されますが、しばらく口中で泡の収まりを待つと意外なほど円や かな柔らかさやエレガントさが出てきます。余韻にはふんわりと春の花を思わ せる優しい香りと風味が残り、アタックの力強さ、余韻の柔らかさの二面性を 持つおもしろいワインです。

ハッピーワイン佐野屋酒店

  今回のレポーター

北本仁孝氏  36歳 神奈川県在住 大学教員

ワインを定期的に飲みはじめて17年くらいでしょうか。一時期は400円く らいのワインをよく飲んだりということもしてましたが、最近は1000円台 を平日に、週末などゆっくりしたときに2000円以上のをと、週に3本くら い飲んでいます。昨年の夏にセラーを買って、子供の生まれた年のワインをス トックするところをやっと確保できました。どんなにおいしくても同じワイン は2度飲まないことを主義としてやっています。
好きなワインは、赤ではポムロールのシャトー・トロタノワが印象的です。ま た、カリフォルニアワインの印象を変えてくれたロバートモンダビのカベルネ ソービニヨン84も良かったです。最近は古いスペインワインをよく探して飲 んでいます。古くなったものは、ややポートワインのような後味が残って非常 にいいと思っています。白は、初めて飲んだ時には何も知らずに飲んだシャサ ーニュ・モンラッシェ。白の探していたワインはこれだと思いました。ややソ ーテルヌのような甘味があり、濃厚な味には感動しました。白ワインのイメー ジが変わりました。ただ、高くて普段手に入りませんが。似たところで、オー ストラリアかチリのものを選別して飲んだりもしています。それ以来シャサー ニュを飲む機会が無いのは残念ですが。




●北本 仁孝氏評


ワインが到着して2日間セラーに置いた後、冷蔵庫でしっかりと冷やした。 ワインは赤ワインしか飲まない父親がたまたま来ていたのでつき合わせる。以 前、カヴァを飲んだときに針金をはずすとコルクが飛んでしまったことがあっ たので、少し緊張して栓を抜く。

初めの一杯の泡立ちはきめ細かというよりはやや豪快にといった感じであった。

色を見たところ、わずかに黄色がかった程度。照明の関係でそう見えるのかも しれないが、いずれにしても濃い色はしてないようである。

香りは冷やしすぎたせいかあまりない。しかし、以前カヴァ(ビンテージもの でやや古めだったので比較は難しいですが)では、同じ程度に冷やしても香り などはしっかりしていたので、これはセラーから出したものをそのまま飲めば よかったのかもしれない。このあとは冷やさずにそのまま放置して飲みつづけ ることにした。

味のほうは、まず何も食べていない段階では、第一印象として抽象的ではある が「カヴァらしい」。シャンパーニュのようなやわらかさとは違っている。後 味ではやや熟成した香りが残り、ちょっと焦げたような味わいがある。実は個 人的な好みで言えば、これが好きなのだが。

家では、アルコールはワインしか飲まないので、ワインを飲むからといって料 理にこることはしないため、ごく普通の料理でトライした。

・なすを和風だしで炊いたもの
・薄味のスープで煮たロールキャベツ(これは前の日の残り物)
・鶏のトマトソース炒め

がこの日のメニュー。このあとシャンパーニュ地方のブランデーでウオッシュ したチーズとつづく。

結論から言うと、味の濃いトマトソースでは負けてしまう。また、チーズも今 回のタイプ(けっこうコクとクセがある)ではワインのほうが圧倒される感じ。 薄味の料理のほうがこのワインには合う。和食がいいかもしれない。

だんだん温度が上がってくると、後味にもあった軽い熟成の香りが出てくる。 また、甘い香り(たとえが思いつかないが、やはりぶどうなのかな)もプラス される。このあたりがこのワインの最もおいしいところであった。

味の濃い料理とチーズのあとに一度うがいをして再度飲んでみる。味でも、香 りにもある甘さが感じられる。このへんではワインの温度も室温近くなってい るので、その影響もあるかと思われる。ただし、抜栓して室温で1時間半くら いたつと熟成香などは飛んでしまい、やや薄めの果物の香りと味だけが残った 感じであった。少し冷やしておけばよかったかも?

最後に飲み方については、ワインそのものはあまり重くなく後味がずっと残る ようなものではないので、味が薄めで少し塩味のものが合うのではないかと思 う。たとえば料理とはいえないが、塩味のせんべいとかおかきとか・・。チー ズもくせがないほうがいいと思う。温度は好みによるが、セラーと同じくらい の12度くらいがいいのでは?※。温度が上がって出てくる甘い香りと味がよ ければなおさら。この香りは飲んでいるときよりは飲んだ後のボトルのほうが いいなあと思ったくらいである。


※発泡性ワインは温度が高めだと、開栓した時に吹きこぼれることがあります  ので、ご注意して開けて下さいね。


 


戻る

Trademark and Copyright,2006,Liquor shop SANOYA.
サノヤ酒店