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2002年6月のレポート

ブルガマイスター・ヴェーバー家
  ディーンハイマー シュロス QbA 00(赤)
(ドイツ ラインヘッセン地方 赤 ライトボディ・やや甘口 750ml 1500円)

【ご注意】テイスティング・レポートは、現在販売中のものとヴィンテージが違う場合もございます。お買上の際には、ご注意下さい。

ドイツワインというと白のイメージだと思いますが、赤だってあります。今回ご紹介するのは、ドルンフェルダー種を使った、やや甘口の飲み易い赤。普段赤ワインの渋さを敬遠されている方にもお薦めできる優しい美味しさです。

ハッピーワイン佐野屋酒店

  今回のレポーター

下村 正幸氏  45歳 北海道在住 ソフトウェア開発

日本酒の場合、酒米それ自体の相違は、ほとんど判断できずにいるのに対し、 ワインは原料の葡萄品種が違うことにより様々な味のバリエーション(もち ろん、作り手の技術も)が存在するので毎回新たな発見の連続です。
私自身は品種がリースリングのものが好みですが、それにとらわれず、全部 の品種を飲み比べるのが目標です。その中で自分に合う品種・生産者のワイ ンに出会えたら最高だと考えます。





●下村 正幸氏評


白のみならず、赤も冷やして飲むのが習慣になっているので、今回も冷蔵庫 で保管したのを開ける。コルクを抜いて先端(ビンの中でワインと接触して いる部分)の香りを確認する。これは、以前本で読んで以来毎回実行してい るが、かすかにハチミツのような香りと酸味が感じられる。

やや大きめのグラスに注ぐ。色は、赤いバラを濃いめにしたどっしりとした 感じだ。
飲んでみての第一の印象は、巨峰を連想する果実香が豊富で、渋みも十分に ある。そして飲むにしたがって、全体これでもかという濃厚な果実味が押し 寄せてくる。先ほどコルクのところで酸味を感じたと書いたが、口に含むと 酸味はほとんど感じられない。どちらかというと渋みのほうが強いようだ。 このバランスに私は引き寄せられた。

赤ワインは、酸味が強い感じがする思いを持っていたが、これは今までの赤 ワインのイメージをがらりと変えさせられた。これだからワインは数多く飲 まなければわからないのだ。もちろん日本酒も奥の深さではワインと同様で あるが...。

裏のラベルを見ると「やや甘口」とあるが「甘口」に近いだろう。個人的に はもう少し甘さを抑えてたほうがベターと感じる。甘口のせいかアルコール 度数はあまり気にならず、飲み過ぎには注意したほうがよいかもしれない。

普段我が家ではアルコールは私一人しか飲まないが、レポートということで 妻にも一口飲んだコメントをもらった。「やや甘いけど渋みも控えめ、酸味 がないのもいい、飲みやすいね。」

休日の夕食だったので、メインはすき焼きにし、サラダはレタス・アスパラ・ トマトの盛り合わせにマヨネーズをつけた。我が家はすき焼きには割り下を 使わずに肉の上に砂糖(キビ砂糖)そして醤油をかけて味を付けるののだが、 この味付けとも合いそうだ。今回は魚料理は登場しなかったが、ワインの味 わいが濃厚ではあるが素直なので次回は魚や中華との組み合わせにもチャレ ンジしよう。

このころになると冷蔵庫から出して一時間位経過し、ビンの中は12度くら いになっているようだ。空気にふれさせるため、何回かグラスを回し香りを 確認する。相変わらず巨峰をメインにした果実香りが強いが少しデコポンも 混ざった香りに変化をしているようだ。(ちなみに家族そろってデコポンは 大好きだ)

繰り返すが、全体これ果実香りの自己主張だけは相変わらずだ。そして、最 後までそれは変わらない。まさにパワフルの一言に尽きる。

自宅アパートの3階ベランダからは周りの木々が同じくらいの高さで見える。 今回は夕食時だったが、よく晴れた日の昼間、ベランダの椅子に腰をかけ、 甘みの要素が強いので、ワインだけで、そして木々からのマイナスイオンを 受けながらのんびりとグラスをかたむけ、会話する・・。そんな小さな幸せ を見つけるのにふさわしい貴重な一本ではないだろうか。




 


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