化学技術者だったルイス・パト氏は、1983年(当時36歳)に家族のワイナリーを受け継ぎました。88年から、ロンドン・インターナショナル・ワインチャレンジ(権威あるコンクール)のテイスターとして世界のワインを知る機会を得たことにより、従来のバイラーダワインの変革を始めます。変革を起こす人の常で当初周囲の生産者に批判されましたが、その努力は実を結び、現在では誰もが認めるポルトガルのトップ生産者になりました。(ワイン&スピリッツ誌00年版「世界のベストワインとベストワイナリー」でポルトガルのベストワイナリーに選出。04年にはJ・ロビンソン女史が「ヨーロッパ新進ワイナリー25」に選出。ポルトガルのワインガイド「ヴィニョス・デ・ポルトガルでAクラス6社のひとつ)試飲会で飲んで非常に気に入って仕入れた品です。会場について最初に飲むスパークリングというのはたいがいおいしく感じられてしまうものです。なので余計注意深く試飲するのですが、それでもやっぱり美味しいものは美味しいという評価しか出来ません。マリア・ゴメスという品種は初めて試しました。品種特徴なのかこのワインの特徴なのかはわかりませんが、美味しさがわかりやすいフルーティーな味わいです。薄い黄色。白い小花やリンゴのような可憐で優しく甘い香り。一口目にふんわりと果実の優しい甘味が広がり、ソフトな酸が程よく、柔らかなスパークリングです。辛口ですが、このくらいの味わいであれば飲み慣れない方でも充分楽しめるのではないかと思います。理屈抜きで楽しめる、小さな幸せワインとでも呼ぶべき1本です。ブランチのお伴にもお薦め。瓶内2次発酵製法です。