今やピエロパンなどのソアーヴェのトップ生産者に肩を並べようとしている大注目の生産者が、このカ・ルガーテ。カ・ルガーテの創始者フルヴィオさんは、現在なんと93歳にして今だ毎日朝6時から畑に出ている(携帯電話も使いこなす!)というすごいおじいちゃん。1930年代に始めたワインの生産は現在息子・孫達が行っており、数年前にアリタリア航空の機内誌に大きく取り上げられ、またガンベロ・ロッソでの高い評価もあこの地区では、質・量ともにトップ生産者としてあげられるようになっています。イタリアではまだ10軒しか導入していない、酸化防止設備(醸造時に窒素ガスを入れて密封状態にする)も導入しました。ミネラルが多い斜面の畑・密植・手のかかる仕立て・低収量・手摘み収穫といった、手を抜かない栽培・醸造体勢によりますますその品質は上がっています。私が個人的にもお気に入りのこの生産者、必ず美味しいワインが出来るのは偶然ではないのです。[2004年店主の選ぶベストワイン]の一つに選んだ「モンテ・フィオレンティーネ」。その上級ランクがこの「モンテ・アルト」です。この作り手の特徴を挙げるとすれば、どのアイテムも非常に綺麗で清潔感が感じられる酒質であること。そして、このモンテ・アルトにはさらに上品さと力強さも加わります。自家畑から、収穫期の最後に過熟状態の最良の葡萄を摘み、アリエ産の新樽で発酵、その後6〜8ヶ月間を新樽と1年樽50%ずつで熟成します。最高の状態の葡萄と、この絶妙な樽の力が相まって素晴らしい風味を造り上げており、価格以上の満足を得られる出来でしょう。薄い黄色。新鮮なパイナップルのような果実香に、アーモンドのような香ばしい香りも。深い果実味、ボディの厚みもあるのにさわやか。樽は主役ではなく、あくまで原料の最高品質の葡萄をもり立てる上手い脇役になっています。きれいな余韻が長く続きます。水がわりに飲むには少々もったいない酒質ですので、ピザなどではなくお肉の料理(豚・鶏)に合わせるか、じっくりとワインだけで楽しむのがお薦めですよ。