商品説明
《当たりしかないオーク・ファーム》
どの品種を飲んでも当たりしかないのがこのオーク・ファーム。
ロダイと聞くとステレオタイプに「濃厚ジンファンデル産地」と思っていた店主まーちゃん、ちょっとした衝撃でした。
赤の美味しさはもちろんのこと、白の出来も特筆ものの美味しさなんです。
実は、聞けば納得の話で、2020年VTからワインメーカーが交代しました。
以前からのアシスタント・ワインメーカーがワインメーカーに昇格。
北イタリアのトレンティーノ・アルト・アディジェ州出身のマリリアさんが大胆に造りを変えました。
出身地は白ワイン王国、しかも北方系の酸を保ったエレガント系白ワイン。
使う葡萄は地中海気候のジューシーなロダイ産。
このケミストリーが大成功!
果実味たっぷりの明るさに加え、きれいな繊細さをも持つ洗練された美味しさに仕上がっています。
透明感やキラキラ感が増したとでもいいましょうか。
赤も間違いなく美味しいですし、赤ワインが売れる産地ではあります。
でもこちらの白も必ずお試し頂きたい生産者だということは主張させてくださいっ!
《バランス良しのソーヴィニヨン・ブラン》
薄い黄色。
レモンやライムのような爽やかで瑞々しい柑橘系果実香。かすかにハーブっぽい清々しさも。
味わいは、いかにもなカリフォルニア・ソーヴィニヨンにありがちな重さやくどさが皆無。
なのに果実味は凝縮しているので薄くないのです。イキイキした躍動感あり。
柑橘系のシャキッとした爽やかさと心地良いほのかな甘みのバランス。
ちょうどのところのこのバランスが素晴らしい、とても良くできたソーヴィニヨン・ブラン。
生鮮魚介ならカルパッチョやお寿司に。
ウォッシュの役割を果たせるので揚げ物全般にも。
季節感を出すなら春夏野菜の天ぷらに。秋冬にはポン酢で食べる鍋物に。
冷たく冷やしてアウトドアで楽しむのにも楽しい爽やかな1本です。
《土壌と地勢と手間暇の三位一体》
オーク・ファームの畑は火山性ローム土壌でマカルミー・リヴァー近くにあります。
特にこのソーヴィニョン・ブラン用の畑は川に近いブロックです。
火山性ローム土壌の特徴としては華やかさとグリップの良さ。
水辺の畑は水分ストレスが少ないため、ひんやり、しっとりした味わいになるはずです。
水辺は虫もたくさん生息するので虫害が多く、栽培は手間が掛かります。
ツグミやハチドリが立ち寄りやすくするために巣箱を設置したり、虫が飛び越えにくい高さのネットを展張します。
収穫は8月12日と8月19日に分け、それぞれの熟度で得られる最良の味わいを考えました。
このため、過熟な一世代前の垢抜けないタイプとは全く違います。
《ロダイの大きな可能性を探求するワイナリー》
オーク・ファーム・ヴィンヤーズは、ロダイ北部のマカロミー川沿いに位置する家族経営のエステート・ワイナリーです。この土地は、元々ウィリアム・デヴリーズが1860年に購入した歴史的な農場。
1936年、現在のオーナーであるパネラ家がこの土地に移住し、2004年にオークファームを買い取ります。
第3世代農家であるダンは農業に常に情熱を注ぐと共にロダイの大きな可能性を探求し、2012年に60エーカーの葡萄畑を整備。有能な農業専門家チームを率いて、自らのワイン造りの多様なポートフォリオの構築に向けた土地の果実と厳選した葡萄を育てています。
SDGsの取り組みに加えて、オーガニックについて踏み込んだ内容の「ローダイ・ルール」の認証を受けています。
コンサルティング・ワインメーカーはフンボルト州立大学(カリフォルニア州)卒のチャド・ジョセフ。
2001年にロダイに来た後、職人技のような葡萄栽培とワイン造りでロダイの指導者の一人として頭角を現します。
2019年には、アシスタント・ワインメーカーとしてオークファームに貢献してきた北イタリア出身のマリリアがワインメーカーに昇格。より洗練された印象を持つワインを生み出しています。
(文章:佐野 雅子)
商品スペック | |
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タイプ | 白 |
ヴィンテージ | 2021 |
容量 | 750ml |
保存 | 静かな冷暗所 |
生産国 | アメリカ |
生産地 | カリフォルニア州 ローダイ |
生産者 | オーク・ファーム |
■味わい:辛口 ■ぶどう品種:ソーヴィニヨン・ブラン ■格付け:----- ■アルコール度数:14.0% |