商品説明
《復興を祈ってカンガルー島のワインをご紹介します》
2020年は世界各地が大きな森林火災に見舞われた年でした。
特にオーストラリアの山火事は焼け出されたコアラの姿に心痛めなかった人はいないでしょう。
こちらでご紹介するワインはアデレードに近いカンガルー島のワイン。
カンガルー島は東京都の2倍ほどの面積で観光地としても人気の島。
悲しいことにその島の半分が焼けてしまい、このワインの畑も全焼してしまいました。
お察しのとおり、次の生産の目処はありません。
このページを作成している2020年3月末、ニューズウィークがカンガルー島の最新情報を取材しており、新しい緑が息吹いている写真を見ました。
自然の力に畏敬の念を抱くとともに、一刻も早くもとの美しい島に戻ることを祈らずにはいられません。
マックスウェルはマクラーレン・ヴェイルの生産者ですが、カンガルー島にも畑があり島唯一のワインを造っています。
このカンガルー・アイランド・シラーズは、同時入荷のイオシーン・シラーズ(マクラーレン・ヴェイル産)とは正反対のスタイル。冷涼気候ならではのエレガントさが魅力です。
カンガルー島のワインは現地でも入手困難な珍しいものです。
《冷涼気候を反映したエレガントなシラーズ》
明るいルビーレッド。
ラズベリーを思わせるきれいな果実香。
香りから想像したとおり、アタックから滑らかな口当たり。
ラズベリーソースのような甘酸っぱい果実味が広がります。
タンニンも強すぎず滑らか。
冷涼気候のベリーフルーツの上品なジューシーさ。
美しくエレガントなシラーズ。
インパクトの強さではなく、お料理に合わせて良さが発揮されるタイプ。
試飲でみんなの意見が一致したのが「鴨」とのマリアージュ。
一般的なシラーズよりピノ・ノワール寄りな印象で、鴨のローストなんて最高だと思います。
お家で鴨ローストが難しければ、皮をパリッパリに焼いたチキンステーキに。
ベリーソースを合わせられればなお良し。
ステーキやローストビーフなら、ロースよりもフィレの繊細さがよりお薦め。
フレンチオークで12ヶ月熟成。
《生産者マックスウェルについて》
ワインメーカーのマークの父であるケン・マックスウェルは1979年にブドウ畑を開拓。
化石を含む古代の石灰岩土壌とサンディロームから成るこの地域はマクラーレンヴェールの中でも品質の素晴らしいブドウを作る事ができる場所です。
マックスウェルが所有する畑で最も古い1930年に植えられたグルナッシュは「オールド・ヴァイン・グルナッシュ」としてリリースされます。
醸造所内ではグラビティシステムを採用し、ワイン醸造における各行程を重力の流れを利用して優しく果実を取り扱うことができるように設計されています。
ケンがオリジナルで造った発酵槽は、果皮および種子から柔らかいタンニンとブドウ由来の風味を抽出でき、ワインにストラクチャーとフィネスを与えることができます。
石灰岩で覆われた地下セラー(ライムカーヴ)は、一定の湿度と温度を保つ理想的な環境を作り出し、ワイン貯蔵庫として大きな役割を果たします。
(文章:佐野 雅子)
商品スペック | |
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タイプ | 赤 |
ヴィンテージ | 2019 |
容量 | 750ml |
保存 | 静かな冷暗所 |
生産国 | オーストラリア |
生産地 | 南オーストラリア州 カンガルー島 |
生産者 | マックスウェル・ワインズ |
■味わい:ミディアムボディ ■ぶどう品種:シラーズ ■格付け:----- ■アルコール度数: |