商品説明
様々な国のワインを楽しめる日本って、ワインラヴァーには楽しい国だと思います。
こちらでご紹介するオーストリア・ワインも、フランスやイタリアなどヨーロッパのほかの生産国よりは少々マイナーではありますが、良いワインが色々輸入されています。
オーストリアのワイン産地は大体ブルゴーニュぐらいの緯度ですが、夏の日中はより暑く、夜はより冷涼。なので、ボディはあるのに爽やかさも兼ね備えたワインが見つかります。
この生産者、グリューバーのワインもとてもいいんです!
土地の個性があり、かつ美味しい。
いつもの飲みなれたワインも安心ですが、こちらもチャレンジに値しますよ!
赤用品種のザンクト・ラウレント※。
チェコで栽培が多い品種で、このワインの畑もチェコ国境に近い場所にあります。
オーストリアで赤品種といえばツヴァイゲルトが栽培面積1番で、ブラウフレンキッシュが2番。
で、ザンクト・ラウレントは面積的には少ないものの、ツヴァイゲルトは、ブラウフレンキッシュとザンクト・ラウレントの交配品種。
こういうのは消費者の皆様は覚えなくて全然いいんですが、ザンクト・ラウレントはピノ・ノワールによる自然交配品種で、味もピノ・ノワールっぽい感じだということだけ、ざっくり覚えておくと損はないと思います。
このワインも、一言でいうと「明るいピノ・ノワール」みたいな印象。(別にピノ・ノワールが暗いワケではない)
栽培面積がたった1.5haという希少品。
明るく透明感のあるきれいな赤紫。
ラズベリーのような赤い実のイキイキした果実香。
香りをそのまま味わいに移したような、素直で躍動感のあるジューシーさ。
ラズベリー、いちご、ブラックチェリーを思わせる果実味でフレッシュ&フルーティー。
ピノ・ノワールのような酸味も特徴的ですが、尖りやひっかかりがなく綺麗。
タンニンに強い重みはなく、全体はちょうど良いコクのミディアムボディです。
赤を飲みたいけど、カベルネやシラーのようなどっしりな味はしんどい、って時用にこのワイン!備えあれば憂いなし!
店主まーちゃん、加齢のせいとは思いたくないですけど(泣)、どっしり味がしんどい時が増えてきているような・・。
同じ症状をお持ちのマダァム&ジェントルマンのお客様、これお薦めです!
牛タタキなどのあっさり系牛肉料理に。
ステーキ、ローストビーフなどなら、醤油やポン酢ベースの軽めの和風ソースでどうぞ。
=====【輸入元資料より】
グリューバーは、ニーダーエスタライヒ州のワイン産地で国際的認知も高いヴァインフィアテル地区におけるパイオニア的存在で、ローシッツで1814年より農業を営み、1950年代に本格的にブドウ栽培とワイン醸造をスタートさせた家族経営のワイナリーです。
2001年よりグリューバー家の長男エワルドJr.がワイン醸造責任者として引き継いだ後、妹マリアと弟クリスチャンが参画。現在は3人が協力し、自然環境に優しい、フルーティーでエレガントなワイン造りを実践しています。
ワイナリーが位置するローシッツは、ヴァインフィアテル地区の中でも個性的で優良な土壌を持っており、レス土壌やローム、花崗岩や黒土土壌で形成されています。
昼夜の温度差も大きく、年中吹く北風があり冷涼な気候です。
グリューバーが所有する畑は、250-320mの標高に80ha、主にローシッツ周辺の150区画で構成され、それぞれ丁寧に管理されています。(一部の畑は、他の栽培農家と共同で管理)2013年よりオーガニックへ転換(認証なし)しています。
当初ワインは、3haの畑から自家消費用(と地元消費用)として造っていましたが、1950年代に本格的にワイン生産を始め、現オーナー、エワルドJr.の父(エワルド)が近代的かつ最新設備を備えたセラーを新設。
エワルドJr.は、ワイン醸造の修士も取り、オーストラリア・ニュージーランドのワイナリーで多くの経験を積んだ後、2001年から当ワイナリーの醸造責任者をしています。
妹のマリアは、マーケティングやコマーシャル担当として、弟のクリスチャンは、栽培家として常に量より質をモットーに高品質のブドウ栽培に情熱を注いでいます。
そして情熱家の父エワルドも、2012年に引退はしていますが、現在もクリスチャンとともにブドウ畑の管理をしています。=====
(文章:佐野 雅子)
商品スペック | |
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タイプ | 赤 |
ヴィンテージ | 2018 |
容量 | 750ml |
保存 | 静かな冷暗所 |
生産国 | オーストリア |
生産地 | ニーダーエステルライヒ州 |
生産者 | グリューバー |
■味わい:ミディアムボディ ■ぶどう品種:ザンクト・ラウレント ■格付け:クヴァリテーツヴァイン ■アルコール度数:12.5% |