商品説明
《2023.6.7コッホ醸造家・坂田さんのセミナーにて試飲しました!》
キルヒェンシュトゥックを飲む前にこちらを飲んで「うわぁ!美味しーい!」
そのあと飲んだキルヒェンにさらに驚きはしましたが、こちらのヘレンブッケルも本当にお薦め!
おうちでのちょっとした肉料理に充分贅沢な美味しさ、コスパです。
赤い実の果実香に加え、ナッツのような香ばしさやヒノキのような清涼感も。
明るい果実味の凝縮感もありつつ、重厚感・エレガンスもあります。
ピノ・ノワールの愛らしさ、凛とした感じ、相反するような印象がちょうど良いバランスで表現された魅力的な1本。
《新たなピノ・ノアールの産地として有望!ドイツ ファルツ地方のピノ・ノアール》
コッホ醸造責任者 坂田千枝氏によるワインの説明
シュペートブルグンダーではなくピノ・ノワールと表記しているものは、ブルゴーニュを意識してフレンチオークの小樽に入れて熟成させています。ハインフェルド村のすぐ隣のフレムリンゲン村のヘレンブッケルという畑で、樹齢約30年の古い葡萄樹のため自然と収量が低くなります。
土壌は雑色砂岩で、地層的にはトリアス紀(三畳紀)に分類されます。フランケンやナーエでよく見られる土壌で、水はけがとても良いです。
水はけがよい畑は、水分が少ないため周囲の温度の影響を受けて土壌温度が高くなりやすく、発芽が早くなります。
発芽には日照ではなく温度が重要で、私たちの所有する畑の中でも最も早く発芽します。そのため、葡萄を育てやすい畑です。
収穫後はできればコールドマセレーションを23日行なって、それからゆっくりとアルコール発酵に持っていくのが理想的です。仕込み時期は忙しいですが、アレクサンダー(コッホ家の長男)と私で、1つのワインに対して1日に2~3回試飲しています。
発酵後のピノ・ノワールはとても繊細で味が変わりやすく、昨日おいしくなかったけど今朝はやわらかくなっているので、明日の朝にはプレスしようかな、となると、今度はプレス機を赤に使うから白の収穫はコールドマセレーションするものを優先しよう、という風にオペレーションしますが、これから貴腐葡萄の収穫をしなければならないという状況もあり、これが私たちの仕事でいちばんの魅力であり難しいところです。
私たちのモットーは「畑で最大限のことを行ない、セラーでは最小限のことを行なう」ことです。
週に1回試飲して、おいしくなったタイミングでろ過も清澄もせずにビン詰めしました。
インポーターによるワイン情報
畑はフレムリンゲン村の単一畑「ヘレンブッケル」で1996年と1999年に植樹しました。
畑は南西向きで、標高196m、砂岩と石灰岩の混ざる土壌です。コルドン仕立てで、収量を少なくして、畑で選別しながら手摘みで収穫します。アロマを引き出すために、発酵前に3日間、コールド マセレーションを行います。ステンレスタンクで22~30度に温度管理しながら12日間発酵させます。
発酵後、フレンチオークの228Lの樽(新樽でない)に移し、マロラクティック発酵、同じ樽で18~20ヶ月熟成させます。清澄せず、フィルターもかけません。
《インポーターのテイスティングコメント》
香りからは熟した果実と、クミンやローリエなどのスパイスの要素が調和しています。滑らかな口当たりです。
商品スペック | |
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タイプ | 赤 |
ヴィンテージ | 2020 |
容量 | 750ml |
保存 | 静かな冷暗所 |
生産国 | ドイツ |
生産地 | ファルツ フレムリンゲン |
生産者 | ベルンハルト・コッホ |
■味わい:フルボディ ■ぶどう品種:ピノ・ノワール ■格付け:Qualitatswein ■アルコール度数:14 |