商品説明
2011年VTの旨安大賞受賞のお知らせは、輸入直後からこのワインを取り扱っていたまーちゃんとしては、本当にウレシイ限りでございました!
リピート注文の多さで、多くのお客様の支持を得ている実感は持っていましたが、このマイナー地域のワインが旨安大賞というのもちょっと珍しいことだったかも知れませんね。
旨安大賞受賞以降のVTも、ずっと長らく変わらずコスパの高いグッドワインです!
薄い黄色。
りんごや洋梨のような優しい果実香。
グラスを回して空気に触れさせるとラムネ菓子や白い小花のような可憐な香りが加わります。
味わいは、果実の素直な美味しさが感じられる万人受けタイプ。
一口目で「これ美味しい」とみんなニッコリな感じとでもいいましょうか?
柑橘果実よりも、香りにも感じられるようにりんごや洋梨系の果実味の適度な厚みがあり、ふわりと柔らかな甘みを感じ、フルーティー。ごく軽い蜂蜜っぽいようなニュアンスもあります。
適度なボリューム感もあるため、比較的シンプルな味で複雑味はないながら薄っぺらさはありません。
程よいコクもときれいな酸も好印象。
大変飲み易くて親しみやすい味わいです。
フルミント種はトカイ・アスーの品種なので極上の極甘口に仕上がるポテンシャルがあるのはもちろんですが、辛口に仕上げてもこんなにも美味しいのかと驚きました。
辛口ながら柔らかな口当たりで飲みやすく、どんな料理にも万能に活躍してくれますので、ハウスワインに持ってこいです!
様々な味のパスタ料理、蒸し料理、揚げ物・・と幅広い家庭料理に寄り添ってくれますし、またちょっぴり珍品でもあるので、ワイン・パーティーにもお薦めですよ!
ユネスコ世界文化遺産にワイン産地として初めて認定されたのが、ここハンガリーのトカイ地方。
下の写真でご覧頂けるように、本当に美しい産地です。
貴腐ワインが有名な産地で、貴腐ワインももちろん生産していますが、是非お試し頂きたいこの1本は食事に合わせやすい優しい辛口です。
ハンガリー産とちょっと珍品なのでチャレンジ・ワインかもしれませんが、この価格ですから是非恐れることなくお試し頂きたいと思います。
膨大なバリエーションもワインの楽しさのひとつですし、珍品ながら味わい的には多くの方にお好きになって頂けるタイプだと自信を持ってお薦め出来ます!
=====【輸入元資料より】
世界3大貴腐ワインのひとつ「トカイ・アスー」の故郷がハンガリー、トカイ・ヘジャリア地方です。
時を超えて守られた美しい渓谷と丘陵、葡萄畑が織り成す絵のような景観は、ユネスコの世界文化遺産に認定されており、今回ご紹介のシャトー・デレスラも文化遺産の一部です。
デレスラは15世紀に記録が残る大変歴史あるワイナリーで、当時の国王や、オーストリア帝国ハプスブルク家、ハンガリーの上級貴族の所有でした。
共産時代に品質が低下し、民主化後は完全に見捨てられていたワイナリーのテロワールを見抜き復活させたのが、かつてシャンパーニュでパイパー・エドシックを率いた名門、ドラン家。(写真はオーナーのパトリック・ドラン氏)
2000年に新たなプロジェクトとしてデレスラを選び、品質の向上と効率化を目指して、5ヶ所に分かれていたセラーを1ヶ所に集め、最新技術を備えた醸造設備を導入。2年の歳月をかけて現在のセラーを完成させました。
ワイナリーの技術向上は、2008年以降現在まで、EUとハンガリーの共同プロジェクトの一環としても継続されています。
醸造家は元生物学者のエディト・バーイ氏。
自然とワインを愛する彼女は、研究者として生物学に向き合うことだけでは満たされず、やがてワイン造りの科学に魅せられるようになります。
2002年、ブダペスト大学の醸造学部に入り、醸造とブドウ栽培を修めました。アルゼンチンのアルタ・ビスタ、フランスのジュラ地方のドメーヌ・ロレ、シャンパーニュのテタンジェなどで修業を積み、自然、気候、土壌、伝統と新しい技術を活かした、テロワールワインを造ることを目指しています。
自然を尊重した伝統的な農法を行い、化学物質の使用は最小限。
圧搾は、上質な果汁を得ることでワインの質を上げるため、ブドウの自重でゆっくりと行っています。
ワイナリーでは再生可能エネルギーを約10%使用、また、労働者として社会的弱者の雇用にも努めています。=====
(文章:佐野 雅子)
商品スペック | |
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タイプ | 白 |
ヴィンテージ | 2021/2022 |
容量 | 750ml |
保存 | 静かな冷暗所 |
生産国 | ハンガリー |
生産地 | トカイ・ヘジャリア地方 |
生産者 | シャトー・デレスラ |
■味わい:やや辛口 ■ぶどう品種:フルミント主体 ■格付け:D.H.C.トカイ ■アルコール度数:12% |