商品説明
陽性ワイン好みのワインラヴァーにとって、ピエモンテの赤って普通は好みからはちょっと外れるものが多いんですよね。
タンニンが固めだったり、酸が強かったり、エレガントが過ぎたり・・色々と。
でも、ロベルト・サロットはこの例外となる貴重な生産者。
アパッシメント(陰干し)を絶妙に使うことによって、陽性好きワインラヴァーの心をも捉えるワインを次々出してきてくれます。
アウローラ(妻)、エンリコ(息子)、エレーナ(娘)と家族の名前をつけたワインを送り出してきたロベルト・サロットが、満を持して造ったのがこのエッレ。
ロベルトの頭文字を取って、エッレ(Rのイタリア語読み)です。
最良の畑で育つバルベーラ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロのブレンド。
他のロベルト・サロットの赤同様、アパッシメントが入っているからと身構えることはありません。
ふわりと甘味を感じ、凝縮感があるリッチな親しみやすい味ですよ、というだけのこと。
サロットファンの皆様はもちろん、初めましての方にも是非お飲み頂きたいと思います。
濃いめの赤紫。
ブルーベリーやカシス、プラムのような黒い実を煮たような甘い香り。
アタックから香りどおりの印象の濃厚でまろやかな果実味。
丸みのあるやや低めの酸で、暖かなイメージ。
余韻も長く続き、ゆったりリラックスできるおおらかな味わい。
今飲んでもすでに美味しく、また熟成でさらに向上も期待できる豊かさあり。
ワイン単体で楽しむも良し。肉料理に合わせるも良し。
ルックスも個性的でスタイリッシュなので、ギフトにもお薦めします。
活躍の場が広い「使える1本」なのです!
畑:標高は300m(モンフェッラートに位置)、南向きの日当たりの良い理想的な場所。
土壌:灰色をした粘土質。
収穫:9月下旬。カベルネ・ソーヴィニヨンは、アパッシメント(陰干し)。
発酵:温度管理したステンレスタンク。
熟成:ステンレスタンク2ヶ月、その後オーク樽8ヶ月。瓶熟3ヶ月。
===【輸入元資料より】
サロット家の歴史は、18世紀末に近隣のバルバレスコ村で生まれたジュゼッペがネヴィーリエに移り住んだことからはじまります。
当初はドルチェットの生産を専門に行なって、20世紀初頭にはバルクでイギリスへ輸出していました。
戦争やフィロキセラ禍などを経て、その後現オーナーのロベルトが醸造学校を卒業する1980年代の初頭まで、葡萄は業者に売っていました。
1991年から自家栽培の葡萄はすべて自身のところで醸造するようになりました。
同年、バローロに20haの畑を購入し生産をスタート。
ロベルトは卒業後、父を手伝ってきましたが、その後ピエモンテにある年間生産量6500万本の大規模な醸造所の醸造長として手腕を発揮。
同時にガヴィにある醸造所のワインメーカーとしても活躍しました。
現在ではそれらの職は辞し、親しい6名のメンバーと共同経営で運営する醸造所のワインメーカーであり、また彼自身の畑をバローロやバルバレスコ、ガヴィに所有し、質の高いワイン造りを行なっています。
また、ワインに含まれる200種類ほどある化学成分の専門家でもあります。
最優先に注意を払うのは葡萄畑です。
なぜなら良いワインは畑で生まれ、セラーで育つと考えているからです。
所有する畑は83ha、バローロ、バルバレスコ、ネヴィーリエ、ガヴィといったピエモンテ最高のワインが生まれるエリアに広がっています。
アルネイス、シャルドネ、ブラケット、ネッビオーロ、カベルネ ソーヴィニヨンの栽培も行なっています。
機械化によって若干は変わりましたが、基本的には伝統的な方法で葡萄を育てています。
自然の生態系を守りながら化学的なものを減らしていくことで、いつか化学的なものをゼロにしていければと考えています。
2014年1月からは、アルバの醸造学校を卒業した息子のエンリコがセラーの仕事を手伝っています。=====
(文章:金巻 忍)
商品スペック | |
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タイプ | 赤 |
ヴィンテージ | 2021 |
容量 | 750ml |
保存 | 静かな冷暗所 |
生産国 | イタリア |
生産地 | ピエモンテ州(イタリア北部) |
生産者 | ロベルト・サロット |
■味わい:フルボディ ■ぶどう品種:バルベーラ50% カベルネ・ソーヴィニヨン25% メルロー25% ■格付け:D.O.C. ■アルコール度数:15% |