商品説明
生産者サンアントニオは、手頃で美味しい「ソアーヴェ・フォンタナ」の生産者。
また、同時にイタリア・ヴェネト州を代表する高級ワイン「アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ」も手掛けています。
「アマローネ・・」は陰干し=(パッシート)した葡萄を発酵させて造られた赤ワイン。
「最低2年以上樽熟成」さらに「瓶内熟成6ヶ月」など厳しい規定があり、手間暇かけて造られる分お値段もそれなりです。
一方、この「スポンサ・ヴェロネーゼ」は「陰干し」のみしているお手軽ワイン。
20日間陰干しをして乾燥させたカベルネ・ソーヴィニヨンを、ヴェネト州伝統のヴァルポリチェッラ用品種にブレンドしています。
干しブドウを想像してみてください。
ブドウの水分が飛ぶことで糖度やエキス分は濃くなる、
そのような工程を踏むことでワインの風味を独特なものにしているのです。
ワイン名の「スポンサ」とは「休憩する。一服する」という意味。
畑の太陽の光をいっぱい浴びて成熟したカベルネ・ソーヴィニヨンは収穫された後、乾燥させるためにのかごの中に寝かされます。
その光景はぶどうが日陰に入って休憩しているかのようなので、このように命名されたそうです。
キャラメルや煮詰めたジャムなど甘い香りにシガレットのような独特の香りも。
レーズンやプルーンなど黒系果実のニュアンス。
パッシートすることでカベルネ・ソーヴィニヨン独特の青っぽさは無くなっています。
酸味は突出することなく果実味に溶け込み丸みを帯びた印象。
重厚すぎないほどよいタンニン。
濃厚ではないものの複雑味は十分。
軽く冷やすと味わいが引き締まりよりシャープな印象になります。
デミグラスソースのハンバーグやビーフシチューなど赤身の肉料理全般に。(マデラソースとの相性も良さそうです)
また程良い個性はレバー、砂肝などの焼き鶏に合わせてみるのもお薦めです。
熟成:ブレンド後オーク樽12ヶ月(500L、仏産、新樽なし)・ステンレスタンク6ヶ月
=====【輸入元資料より】
ヴェネト州の生産者協同組合の創立者であったアントニオ・カスタニェーディ氏。
1989年かねてからこの地域のぶどう作りに精通していた氏が、現在のワイナリーを購入したときから「テヌータ・サンアントニオ」の歴史は始まります。
1990年から5年間は研究を重ね、1997年から販売。さらに1999年以降は新しい醸造所を落成、そこでも醸造を行っています。
そして現在、2代目である4兄弟全員がそれぞれの分野でワイナリーを支え進化させています。
彼らの造り出すワインはコストパフォーマンスに優れ、品質が高く、世界的な人気となっています。
ワイン造りの信念はとても明快です。そのポリシーは以下の3点。
「お客様第一主義」「美味しいワインを造る」「品質が高くコストパフォーマンスに優れたワイン」
常に自分達のワインを飲んでくれる消費者のことを第一に考えており、そのことがワイン造りにも現れています。
理想とするワインのスタイルは、
「上品なワイン」「果実味豊かなワイン」「陰干ししたワインには、酸がしっかりしたワイン(陰干ししたワインにはややもすると酸がぼやけてしまうケースがある)」
地域の個性を表現したワイン造りをしているといえます。=====
(文章:丸本 知果)
商品スペック | |
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タイプ | 赤 |
ヴィンテージ | 2018 |
容量 | 750ml |
保存 | 静かな冷暗所 |
生産国 | イタリア |
生産地 | ヴェネト州(イタリア北部) |
生産者 | サンアントニオ |
■味わい:フルボディ ■ぶどう品種:コルヴィーナ&コルヴィノーネ 50% カベルネ・ソーヴィニヨン 30% ロンディネッラ 20% ■格付け:ヴェロネーゼ゙I.G.T. ■アルコール度数:13.5 % |