商品説明
《難しい土着品種を守る心意気》
ジューシーィィ!
こちらはおなじみ「ジェルソ・ドーロ」のカジュアル版。
どちらもブドウは北部プーリアに最も古くからある土着品種、ネーロ・ディ・トロイア(=ウーヴァ・ディ・トロイア)
非常にデリケートで栽培するのが難しい品種であるため、一時は生産を止めてしまう生産者も多かったそうです。
そんな中、ポデーレ29はネーロ・ディ・トロイアを造り続け、今ではこの品種のスペシャリストとして評価されています。
「デリケートで難しい葡萄品種で、他の人がやっていないワインを造りたい」との思いで造られる、郷土愛に満ちたワインです。
ドーロもネーロも同じ畑で、樹が成熟して良い状態を迎えています。
ドーロはパッシート(陰干しブドウ使用)に対し、ネーロはパッシートなし。
新樽熟成のドーロに対し、ネーロはステンレスタンク熟成。
ずっしり重みのあるドーロに対し、ノヴェッロ風なジューシーさのあるネーロ。
甲乙付け難いそれぞれの美味しさがあります。
《カラフルなドロップを連想する楽しい赤》
きれいなルビーレッド。
ブルーベリーや完熟プラム、カラフルなドロップを連想するような香り、味わい。
ボリューム感と丸いながらもしっかりしたタンニン、柔らかで適量な酸。
フルボディではあるものの、抜け感、軽快さも持ち合わせたソフトな飲み口。
ハンバーグなどの家庭の肉料理メニューに気軽にお楽しみ頂けます。
《ビオディナミ・ユーロリーフ認証》
2007年に設立のまだ新しいワイナリーで、プーリア北部のフォッジャ県チェリニョーラのボルゴ・トレッサンティで、パオロ・マッラーノと息子のジュゼッペによって営まれています。
2011年から、大学卒業後からワイン造りに携わっていたパオロの弟のミケーレが参加、畑に常駐しています。
現在のオーナーはジュゼッペで、父パオロはマルゲリータ・ディ・サヴォイアの市長もしています。
祖父の代まではオリーヴの生産を、父の代は野菜を作っていました。
所有する畑は23haで、葡萄以外にオリーヴ、小麦粉やジャム作りのための果実を作っています。
Podere29の名前の由来は、第1次世界大戦後、退役軍人に土地の貸与が行われた際、ここが29区画目のPodere(農場)だったためです。
ラベルの木は桑で、Gelsoも桑の木という意味です。
現当主の祖父が、別の場所にあった今にも枯れそうな桑の木を現在カンティーナのある場所に移したら元気になったので、再出発という意味も込めカンティーナのシンボルとしました。
プーリアの土着品種にこだわり、古代品種のフィアーノ・ミヌートロ、ネーロ・ディ・トロイア(ウーヴァ・ディ・トロイア)を栽培しています。
「プーリアは大量生産で質の低いものが多い。自分達は、デリケートで難しい葡萄品種を使い、他の人のやっていないワインを造りたい。」と語ります。
ジュゼッペはまだ若い生産者ですが、畑も拡大、ワイナリーも建設中、ぶどうも樹齢がまして良い状態を迎えています。
かねてより無農薬農法(ビオディナミ)を採用しており、ICEAビオロジコ、ユーロリーフ認証を取得(2017年)。
肥料は撒かず、病気になっても、銅や硫黄は使用しません。
収穫の1ヶ月前に畑で選別を行い、収穫は全て手摘み。
発酵は自然酵母によるもの。
(文章:佐野 雅子)
商品スペック | |
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タイプ | 赤 |
ヴィンテージ | 2020 |
容量 | 750ml |
保存 | 静かな冷暗所 |
生産国 | イタリア |
生産地 | プーリア州(イタリア南部) |
生産者 | アジエンダ・アグリコーラ・ポデーレ29 |
■味わい:フルボディ ■ぶどう品種:ネーロ・ディ・トロイア(=ウーヴァ・ディ・トロイア) ■格付け:I.G.T. ■アルコール度数:13% |