商品説明
《4年に及ぶ渾身の研究が結実した美味しさ!》
銘醸地リオハに、エブロ川を挟んで接するナバラ。
リオハ同様高品質の赤ワインの生産が多いのですが、価格はリオハよりお手頃なものが多く、普段からワインを楽しむご家庭には頼りになる産地です。
赤が多いとはいうものの白もありまして、このソーヴィニヨン・ブランもマスト・アイテム!
「オルキデア」とは、蘭の花の意味です。
実はこのワインの産地ナバラは、冷涼気候を好むソーヴィニヨン・ブランにはあまり向いてなくて栽培が難しいそう。
ふーん・・と思って飲んでみると、その話を疑う美味しさ!
イヌリエータは、ナバラでソーヴィニヨン・ブランによるワインを初めて造ったパイオニア。
フレッシュでフルーティーなスタイルに仕上げるのが難しく、リリースまで4年かかったという渾身の1本です!
なぜそんな難しいチャレンジを?と思ってしまいますが、ワイナリー設立初期から醸造家を務めた前任者が大変探求心旺盛な人物。
新技術や設備を取り入れたり、様々な酵母の使い方を研究したりのこだわりのひとつだったのです。
《シニアソムリエまーちゃんのテイスティング》
薄い黄色。
緑肉メロンやパパイヤのような果実香に加え、少し蜂蜜っぽいニュアンスも。
輪郭はっきり。ほのかな甘味を含んだ果実味が濃厚な大柄タイプ。
それでいてフレッシュな酸もきちんとあるので、明快な美味しさです。
難しくなく、飲み手も合わせる料理も幅広く対応出来ます。
毎日の晩酌はもちろん、ホームパーティーにも立派にお役目を務められる頼れるワインなのです!
《国や文化を問わず、誰にも愛されるワイン造り》
牛追い祭りで有名なナバラ州の州都パンプローナから南へ約55kmにあるファルセスの郊外に、イヌリエータのボデガはあります。
緑豊かで、風が強く風力発電が盛んな地域で、あちこちに強大な風力発電機を見ることが出来ます。
イヌリエータという名前は、祖先が約100年前に葡萄を育てていた土地の名前(バスク語で蟻塚)で、ワインに対する情熱を持っていた祖先への賛辞としてこの名前を選びました。
ロゴは、今まさにワインオープナーでコルクが開けられようとしている状態を表しています。
ヒュー・ジョンソン「ポケットワインブック第9版」に、ナバラの優良生産者のひとつとして掲載。
畑は元々がアルガ川だったため、石の多いのが特徴です。
畑は海抜300mから500mの間の3つの違った高度にあり、それぞれが違った土壌になっています。
気候は恵まれていて、基本的に乾燥しており気温も低め。
雨は多めですが、風が樹を乾燥させ、夏の暑い時の気温を下げる働きもします。夏場にはボデガの前を流れるアルガ川の水を使い、必要最小限の量を一滴ずつ畑に落とします。
作業には、ポルトガルやモロッコからの毎年決まった季節労働者を使っています。
温度と湿度、空調管理システムが完備されたカスク・ルーム(樽貯蔵庫)では5種類の違う樽を使用。
3種類のフレンチオーク、2種類のアメリカンオークがあり、それぞれ職人の手による違った樽を使うことによりワインにあわせて違った樽のニュアンスが得られるようにしています。
ワイン造りのポリシーは、飲みやすいワイン(easy drinking)なワインをリーズナブルな価格で提供すること。
国や文化を問わず、誰にも愛される親しみやすいワイン造りを目指しています。
歴史:アントニャーナ家の祖先は、葡萄栽培農家。
1940年代 プエンテ・ラ・レイナに4haの葡萄畑を所有。父、兄弟と働く。
1971年 父の引退を機にパンプローナに移り住み、スーパーマーケットビジネスを始める。24店を経営するに至る。
1999年 アントニオ・アントニャーナが、スーパーマーケットの共同経営者ホセ・アントニオ・アリオーラと設立。最初の葡萄を植える。
2001年 スーパーを売却し、ワイン造りに専念。ファーストリリース。
2003年 正式にボデガを設立。
葡萄園(畑):265ha。すべてワイナリーの周辺。管理が容易で、収穫した葡萄をすぐに運び込むこめる。
白葡萄品種 75ha 主にソーヴィニヨン・ブラン
黒葡萄品種 190ha カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、ガルナッチャ、シラー、プティ・ヴェルド、グラシアーノ、テンプラニーリョ
栽培:自然の生態系を大切に考え、可能な限り自然環境を尊重した栽培を目指す。農薬は最小限のみ使用。
(文章:佐野 雅子)
商品スペック | |
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タイプ | 白 |
ヴィンテージ | 2022 |
容量 | 750ml |
保存 | 静かな冷暗所 |
生産国 | スペイン |
生産地 | 北部地方・ナバーラ州 |
生産者 | ボデガ・イヌリエータ |
■味わい:辛口 ■ぶどう品種:ソーヴィニヨン・ブラン ■格付け:D.O.ナバーラ ■アルコール度数:13% |