商品説明
「アルバリン・ブランコ」という聞きなれないこの品種、昔からこのエリアの土着品種ながら、ベルデホにブレンドするための品種という認識だったそうです。
とはいうものの、実はこの品種のワインを造り始める生産者が出てきておりまして、その原動力になったのがこの生産者ラファエルさん。
アルバリンのポテンシャルに気づき2003年に試しに3ha造ったのが始まりで、
2008年にエステート・ボトルを製造したところペニンガイドやワインアドヴォケイトで高評価を獲得。それを見た周りが造り始めたそうです。
珍品種ワインではありますが、味わいは至って常識的で大変美味!
フレッシュ&フルーティーのきれいな味わいです。
日本にはまだそれほど入ってきていないと思われ、店主まーちゃんも初遭遇ですし、多くのお客様にとっても初遭遇だと思います。
珍品種は出会った時が飲みどきなのです。次にまた出会える保証もなければ、メモでも取っておかない限り名前も忘れちゃいますから(笑)
この機会に、
新しい出会いを是非お楽しみ下さい。
薄い色調の黄色。
グレープフルーツやオレンジのような甘酸っぱい柑橘系の果実香に加えて、ユリやフリージアのようなフラワリーな柔らかな香りも。
味わいは、香りから感じる柑橘系よりも少し穏やかな印象。
緑肉メロンを思わせるような柔らかで上品な甘みを感じます。
尖りのない
爽やかな酸と果実味とのバランス良し。軽い余韻もあり。
爽やかな範疇の味わいながら
少し優しくふくよかなニュアンスもあるので、お料理とのマリアージュが広そうです。
秋冬の
定番家庭料理の鍋物ならば、水炊き(ポン酢・ゴマだれ)もOK、出汁の鍋物もOK。チーズ鍋とか豆乳鍋などのクリーミー系にも問題なく合いそうです。
また、フライ料理にも程良いボディとウォッシュ効果でお薦めですよ。
製造情報:畑は自家畑で、標高820m、大陸性気候の影響を受け、
昼夜の寒暖差が激しい。土壌は石の多いやせた沖積土壌で、垣根仕立てのダブル・グイヨ。収穫は9月下旬、
手で選別。除梗・破砕して、発酵前に48時間スキンコンタクト後、別のタンクに移して、圧搾、48時間静置して澱下げ。13度に温度管理しながら、150hlのステンレスタンクで発酵。6ヶ月フレンチオーク樽で熟成。清澄、ろ過をして、瓶詰め。
詳しい生産者情報は、
輸入元の生産者ブログ、
輸入元の現地視察レポートでもご覧頂けます。
=====【輸入元資料より】
生産者は、
土着品種であるプリエト・ピクードとアルバリン・ブランコの発展のために力を尽くし、2008年に認定された
D.O.ティエラ・デ・レオン躍進の原動力となった生産者のひとつと評価されています。
1949年設立で、現在3代目のラファエル・アロンソが当主。
2代目が土着赤品種プリエド・ピクードの、3代目の
現当主が土着白品種のアルバリン・ブランコの先駆者となりました。現在、ラファエルを中心に2013年に加わった畑担当のヴィクター、ワインメーカーのヒューゴとともにワイン造りを行っています。
アロンソ家のセラーは、周囲を葡萄畑に囲まれており、
最新の設備が備えられています。アロンソ家は、
この地域で最初に醸造用ステンレスタンクや温度管理システムを導入し高品質なワイン造りを行っています。
熟成には、300年以上の歴史ある古い地下セラーを利用しています。地下セラーは地下5mにあり、温度は年間を通して12度、湿度は75 80%に保たれていて、
ゆっくりと長期にわたり熟成させるのに理想的な環境です。中には125個のフレンチオークの樽(60%)とアメリカンオークの樽(40%)が置かれています。=====
(文章:佐野 雅子)
商品スペック |
タイプ | 白 |
ヴィンテージ | 2022 |
容量 | 750ml |
保存 | 静かな冷暗所 |
生産国 | スペイン |
生産地 | ティエラ・デ・レオン |
生産者 | ボデガ・パルデバジェス |
■味わい:辛口 ■ぶどう品種:アルバリン・ブランコ ■格付け:D.O.ティエラ・デ・レオン ■アルコール度数:13.0% |
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