商品説明
《モーゼル・リースリングのお手本的1本》
本当に美味しいこんなモーゼル・リースリングには心も体も癒されます。
高騰するモーゼルにあって大変良心的な価格。
爽やかな果実味あふれる美味しさをもっと身近にお楽しみください!
《このフルーティーさにグラスが止まらない》
薄い黄色。
リースリングらしいリンゴのような香りと独特のミネラル香も感じます。
アタックはいきいきしたフレッシュさ全開!ごく軽くですがシュワ感あり。
味わいは素直に美味しいと思えるジューシーな甘みが印象的。
糖度の高いリンゴを思わせる上質リースリングらしさ。少し黄桃のような柔らかな果肉の果実味のニュアンスもあり。
爽やかながら尖ったところのない上質の酸とはっきりした果実味のハーモニーが美しく、産地と品種の特徴をわかりやすく表したお手本的優等生ワイン。
普段は辛口派の方が飲まれても美味しいと感じて頂けるはずです。
このフルーティーな親しみやすさにグラスが進んで止まりません。
2日目は開栓直後よりもさらに上質感が増していて、蜂蜜のような丸みやとろみも感じます。
この日の料理とのマリアージュがとても新鮮でもありました!
実は、鶏ももの塩焼きに「マリアージュ」させる気などなくただ飲み合わせただけだったのですが、これが実に興味深いっ!
鶏肉の旨味や塩気がワインのジューシーな甘みにとても良く合って、まるで「チキングリル リースリングソースとともに・・」って感じの特別感!
辛口に比べると料理とのマリアージュは少々難しいように思う甘口ワインですが、案外それって先入観だったのかも知れません。
気軽に色々チャレンジして下さいね。
洗練された上品な味わいをお試し下さい。
糖度:60.0g/L 酸度:8.5g/L
《父からのバトンを更なる高みへ》
1967年、現当主のシュテファン・エルベスの父カールが設立。
カールは1960年代から1970年代の間に、同時に7つのVDP生産者のワインメーカーをしていました。また、有名なクリストフェル・ベレスのワインメーカーは、1997年まで務めていました。
息子のシュテファン(1970年生まれ)は1984年から参加し、2002年のカールの引退で引き継ぎました。
有する葡萄畑のすべてが非常に厳しい農作業を強いられる急斜面で、耕作や収穫など殆どの作業が手で行なわれています。
葡萄畑はユルツィガー・ヴュルツガルテンに5haとエルデナー・トレプヒェンに0.3ha。80%がスレート、20%が赤い岩の土壌。
接木なしの100%リースリングで70-80年樹齢を最高に、他の多くも古木。
肥料は土壌の検査に基づき、毎年違った成分を補充。石灰、葡萄の搾りカス、木の皮、家畜の糞など、有機肥料を使用。
ワイン造りは伝統的で全て樽で行い、樽にバナナ状の温度計を入れコンピューターで温度管理。SO2を入れて醗酵を止め、瓶詰めまで澱と寝かせる(あまり動かしたくないため)。
ズースレゼルヴは使わない。辛口は、温度管理をして、最後までしっかり発酵。
シュテファンは、注意深い葡萄の選別により★から★★★、ゴールトカプセルまでの異なったレベルのアウスレーゼを造ることで、中部モーゼルのトップ生産者としての評価を得ることを目指しています。
ユルツィガー・ヴュルツガルテンは畑というよりはむしろ崖と言った方がよく、しかも所々に粘版岩の岩板が露出し、農作業中に足でも滑らせたら谷底まで転げ落ち、場合によっては命をも落としかねない厳しい農作業を強いられる畑です。
通常は下から上へ作業をするのですが、あまりに急斜面のため横に移動して摘み取るそうです。エルベスの畑に一度でも行ったことがある人なら、労働に対して世界で最も安いワインといっても当然だと思うことでしょう。
品質が安定しており、まさにリースリングの芸術品ともいえる味わいを醸し出しています。
《評価一覧》
☆「ヴィヌム2019」3ッ星
☆「ゴーミヨドイツワインガイド2019」3房
☆「アイヒェルマン2019」3.5星
☆ヒュー・ジョンソン「ポケット・ワインブック2019」ユルツィヒの優良生産者
☆2012年のラインラントファルツ州品評会で「特別栄誉賞」
☆コブレンツ農業会議所「栄誉賞」
☆2年に1度開催の「プロ・リースリング」で、2011、2013年と2回連続「醸造者賞」
(文章:佐野 雅子)
商品スペック | |
---|---|
タイプ | 白 |
ヴィンテージ | 2021 |
容量 | 750ml |
保存 | 静かな冷暗所 |
生産国 | ドイツ |
生産地 | モーゼル |
生産者 | カール・エルベス |
■味わい:やや甘口 ■ぶどう品種:リースリング ■格付け:QmPカビネット ■アルコール度数:7.5% |