商品説明
《珍品同好会の皆様、また面白いのが来ましたよ》
カベルネ・ドルサはドルンフェルダーとブラウフレンキッシュの交配種。
なぜ唐突にカベルネという名前が出てきているかは謎です。
(wiki英語版にはドルンフェルダーとカベルネ・ソーヴィニヨンの交配と載ってますが、日本ソムリエ協会最新教本にはブラウフレンキッシュと載っています。)
珍品ハンターまーちゃん的にはこういうのは飲まずにはいられません。
《程良い飲み応えで肩肘張らずに楽しめます》
ご好評頂いているコッホのドルンフェルダーは、糖度:5.3g/L、酸度:6.3g/L(20VT)。
このカベルネ・ドルサが、糖度:5.3g/L 酸度:6.0g/L(20VT)。
どちらもほんのりと残糖を感じ、親しみやすいタイプであるのは共通。
カベルネ・ドルサはドルンフェルダーよりやや重みがあります。
濃いめの赤紫。
ブルーベリー、ブラックチェリーなどの甘い果実香。
味わいもしっかり。ごく軽い甘みを含んだ果実味が集約したはっきりした味わい。
気持ちの良い尖りのない酸味がチャームポイントで、涼やかさもあります。
タンニンは程良く柔らかめ。
全体的にはミディアムーフルボディですが、ガツンという感じはなく温和な感じ。
甘酸っぱいような柔らかな余韻あり。
豚カツ、ハンバーグなどの家庭の肉料理メニューにも気軽に合わせられます。
トマトソース、ミートソースのパスタやラザニア、具だくさんのピザなどにも。
珍品種なので、ホームパーティーやワイン好きへのプレゼントにもお薦めですよ。
畑:フレムリンゲン村。南西向きで土壌は砂岩とレス(黄土)。標高196m。2005年植樹。収穫は手摘み
発酵:ステンレスタンク(22-30度)12日間
熟成:228L樽(新樽10 15%)に移しマロラクティック発酵、そのまま樽で18ヶ月熟成
《お客様が求めるワインを造ること》
1610年からワイン造りをする家系で、1980年に現オーナーのベルンハルトが引き継ぎました。3haからスタート。
2017年に息子のアレクサンダー・コッホが加わり、現在50haを栽培しています。
★土壌と品種
南ファルツは粘土石灰質土壌のため、ピノ・ノワール、シャルドネ、ヴァイスブルグンダー、グラウブルグンダーなどに力を入れています。他にもドルンフェルダーやカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロを植えており、20品種以上を手掛けています。生産比率は、赤白各50%ずつです。
★日本人ケラーマイスター
ワイン造りをするのは、兵庫県出身の坂田千枝。
幼い頃から果樹栽培の仕事をしたいと考えていました。
地元の農業高校に進学し、17歳の時にドイツにホームステイしたことがきっかけとなり、ドイツへ。職業訓練を受け、ラインガウやアールで研修を積みました。
2013年末からコッホで働いています。普段は、一人でセラーの仕事を担当。
ベルンハルトから学んだことは「お客様が求めるワインを造ること」。
ブルゴーニュのピノ・ノワールが好きで、それに近づけていきたいと考えています。
★こだわりのワイン造り
ワインのベストな状態を考えて、添加物は極力加えないようにしています。赤は基本的にノンフィルター、白はベントナイト処理を行わないようにしています。
低価格帯のワインにも1つ1つたんぱく質沈殿率のチェックを行っています。
「低価格帯のワインも、上級クラスのワインにも同じ労力をかけています。」と坂田は語ります。
2009年にブルゴーニュ・スタイルのピノ・ノワールを造り始めて以来、2013年頃から「ヴィヌム」や「ゴーミヨ」などのワインガイドに掲載されるようになりました。
★評価
「ゴーミヨドイツワインガイド2019」で赤4房
「ヴィヌム2019」で4星
「アイヒェルマン2019」で3星
バリックフォーラム所属
「Die jung Pfalz2018」(ファルツの若いワイン生産者コンテスト)でアレクサンダーが総合部門で、2016VTシュペートブルグンダーが品種別で、最高点を獲得し1位獲得。=====
(文章:佐野 雅子)
商品スペック | |
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タイプ | 赤 |
ヴィンテージ | 2020 |
容量 | 750ml |
保存 | 静かな冷暗所 |
生産国 | ドイツ |
生産地 | ファルツ |
生産者 | ベルンハルト・コッホ |
■味わい:ミディアム-フルボディ ■ぶどう品種:カベルネ・ドルサ ■格付け:Q.b.A. ■アルコール度数:13.5% |