商品説明
自分が先に扱っていたワインが有力ガイド誌などで高評価を得ると、ワイン屋としてはかなり誇らしい気持ちになります!
このル・サンドル ミネルヴォワもそんなひとつ!
2006年ヴィンテージが、大きな影響力を持つ、フランスワインガイド「ギイド・アシェット2009」※で、coups de coeur ク・ド・クール、つまり「これ以上はない最高評価」として掲載されたのをはじめ、その後もク・ド・クールを3回も獲得しています。
(記事にはシャトー・ミラスの名前で掲載されていますが、同じワインです)
こんな高い評価を得ながらお手頃価格。
ヴィンテージは進んでいますが、ずっと変わらぬ美味しさはさすが!
是非一度お試し下さい!
美味しいワインは数あれど、これほどオリジナリティーに溢れたワインにはそう巡り会えるものではありません。
このワインを飲んだ時、ふと一期一会という言葉を思いました。
生産者はレイモン・ジュリアン氏。
ワイン造りへのこだわりは半端でなく、伝統的な醸造方法を使っているとのことで、中でも特筆すべきは、葡萄の木の枝を組み合わせてフィルターに使うという古い技法。
こんなの、初めて聞きました・・。まるで巨大な「みのむし」のようです(笑)
プレス機は、1936年産の古典的なものを使用しています。
このプレス機は、葡萄を一度捕らえると離さないというメリットがあり、現在シャトー・マルゴーをはじめ著名な生産者達がこのプレス機に戻っているそうです。
醸造方法の特徴は、ボージョレの醸造方法として知られ、レイモン氏自身がとても好きな味のワインに仕上がるというマセラシオン・カルボニックを100%していること。
これは、軽くフルーティなワイン造りの手法に使われることが一般的で南仏でもそのようなタイプのワインには用いられていますが、レイモン氏はこの方法を用いて、フルボディのワインを造っているのです。
その手法は見事に成功し、たっぷりとした味がありながらも、まろやかなワインに仕上がっています。
色合いはほぼ黒。
ブルーベリージャム、ドライプルーンなどの凝縮した甘い香り。
骨格がはっきりしてしっかりと飲み応えがあるので、ワイン初心者よりも飲み慣れた方に特にお薦めします。
完熟葡萄の持つ肉厚な甘さと上質で豊かなタンニンをやや低めの酸が包み込むようにまとめ上げています。アルコール分もやや高め。
ワインを相当飲んでいる方でも出会ったことのない面白い1本だと思いますよ!
墨絵のようなシックでセンスの良い黒いラベルと、鮮やかな赤のキャップシールのコントラストも美しく、本当にこだわって造られたワインであることが外観からも伝わってきます。
生産はわずか3000本。
凝縮した素晴らしい味わいをお約束します!
サンドル Cendrousは「灰」の意味。墨絵のような落ち着いたラベルも素敵です。
※フランスのアシェット社が1986年から毎年出版するフランスワインガイド(スイス・ルクセンブルグも含む)。約900人の専門家が3万6千本余りのワインを試し、その中から約6500の生産者、約1万本が掲載。個々のワインについてのデータ、注釈付きで、星なしから3つ星までの4段階の表示がなされています。さらにテイスターの特にお薦めに付けられるのが、ワインラベル付きのハートマーク(coups de coeur ク・ド・クール=ひとめぼれの意味)で470本が選ばれました。
(文章:佐野 雅子)
商品スペック | |
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タイプ | 赤 |
ヴィンテージ | 2019 |
容量 | 750ml |
保存 | 静かな冷暗所 |
生産国 | フランス |
生産地 | ラングドック ルーション |
生産者 | レイモン・ジュリアン |
■味わい:フルボディ ■ぶどう品種:シラー90% グルナッシュ10% ■格付け:A.O.C.ミネルヴォワ ■アルコール度数:14.5% |