商品説明
《飲んでビックリ!サンセールの「赤」》
サンセールと言えば白=ソーヴィニヨン・ブランって思いますよね。
でも実はピノ・ノワールの赤も作ってるんですね。生産量は5分の1以下ですけども。
サンセールの白は品揃え的においてあるショップが多いと思うんですが、赤は少ないと思います。
で、今回ご紹介するのはそんなサンセールの赤です。
正直言って、実際飲むまでそんなに期待しておりませんでした・・。なんか薄そうなイメージで・・。
がっ、飲んでビックリ。濃い、しっかり、はっきり、パワーあり!
なんて明るい子なんでしょう!
すでに白のサンセールをご紹介しているドメーヌ・ダニエル・ショタールからのピノ・ノワール。
何やら楽器を吹いているユニークなイラストのラベル。
実はダニエル・ショタール氏、アコーディオンとギター奏者として「Jazz aux Caves」というフェスティバルの創設者なんですよ!
《難しくないピノ・ノワールだからみんなが楽しめる!》
中程度の濃さの赤紫。
黒、赤のベリーフルーツを砕いたような甘酸っぱい果実香。
程良い厚みを感じるやや大柄なタイプ。
ピノ・ノワールはチェリーなど赤系ベリーの果実味を感じやすいものが多いですが、このワインはブルーベリーやカシスなどの黒系ベリーの果実味も多く感じられます。
また酸味にも丸みがあり、タンニンも丸いながらもしっかりあります。
目の詰まった果実味が充実。
ブルゴーニュの繊細系ピノとは違う趣きで、ニューワールドの濃厚ピノのほうが近いです。
我が家はハンバーグ(デミグラスソース)に合わせました。
つなぎ最小限のずっしりハンバーグにしたところ、ボリューム感がぴったり。
ピノ・ノワールは鴨や鶏と合わせたくなるところですが、カベルネやシラーとのマリアージュで考えてOK。
ピノ好きさんだけでなく、全ワインラヴァーの皆様に充分楽しんで頂ける1本です。
収穫:手摘み後、セラーの選果テーブルで選別。
醸造・発酵:発酵前に14度で5日間コールド・マセレーション。
ステンレスタンクで、葡萄の果皮に付いた天然酵母で25度に温度管理しながら発酵。
熟成:50%を225Lのバリック(新樽、1回使用樽、2回使用樽各15%、3回以上樽55%)、50%をステンレスタンクで、12ヶ月熟成。熟成後ブレンドし、さらに3ヶ月程寝かせます。出荷までに最低4ヶ月瓶熟。
《「賞賛に値する」期待の新鋭エノロジスト シモン・ショタール》
1642年にさかのぼる歴史を持つドメーヌ。
ダニエル・ショタール(1968年生)は1992年に、父のマルセルと叔父のアンリからドメーヌを引き継ぎました。
ドメーヌはサンセール村の南西レイニー、畑はサンセールの街から南西に7kmのクレザンシーに位置。
サンセールの白を主体に赤、ロゼを生産しています。
2011年、ダニエルの息子でトゥールーズの学校で醸造学を学んだエノロジストのシモン(1987年生)が参加。
2012年からはニュージーランドにもワイン造りの勉強に行っています。
また、年に4、5回はフランス各地を周り勉強を続けています。
シモンは2011年から2013年までは醸造のみ、2014年からは栽培と醸造を手掛け全ての工程を管理。
ダニエル・ショタールでは、2004年から畑作業は無農薬です。
畑の肥料には、動物の糞や葡萄の枝などオーガニックなものを使用しています。
ABマーク認証はありませんが限りなくそれに近い状態で、2018年からはビオディナミにも挑戦。
フランスのワインガイド「ベタンヌ + ドゥソーヴ2018年版」では、「彼は、家族のドメーヌのワインに正確さと深みを与え、賞賛に値するワインを提供しています。父親のダニエルと印象的なコンビを組んでいます」と記載され、新進気鋭の若手生産者として注目されています。
また同誌2020年版でも3ッ星生産者としての地位を維持しています。
ヒュー・ジョンソン「ポケット・ワイン・ブック2019」では、サンセールの最良生産者と紹介されています。
畑:全てサンセールA.O.C.内。標高200 350mの丘陵地帯。
ソーヴィニヨン・ブラン12.65ha、ピノ・ノワール3.85ha。
土壌は70%がキンメリジャンの粘土石灰質、30%がカイヨット(白亜)。
平均樹齢20年、最も古い葡萄は樹齢40年。
古い樹の畑は手摘み、若い樹の畑は機械摘み。
(文章:丸本 知果)
商品スペック | |
---|---|
タイプ | 赤 |
ヴィンテージ | 2018 |
容量 | 750ml |
保存 | 静かな冷暗所 |
生産国 | フランス |
生産地 | ロワール地方 |
生産者 | ドメーヌ・ダニエル・ショタール |
■味わい:ミディアムーフルボディ ■ぶどう品種:ピノ・ノワール ■格付け:AOCサンセール ■アルコール度数:14.5% |