商品説明
ご紹介以来、お客様から絶大な支持を得ているビーニャ・ファレルニアのワイン。
どのワインにも共通してしっかり完熟したぶどうの旨みが詰まっていてニューワールド・ファンが多い当店では、なるべくしてなった人気ワイナリーと言えます。
今回ご紹介するのは、
名前もいい感じ、「ナンバー・ワン」。
醸造家のフレサッティ氏が、共同オーナーのオリビエ家のために造ったワインです。
(ワイナリーのなりたち詳細は下の輸入元資料をご参照下さい)
オリビエ家は、アルド氏の母親、アルド氏、そして息子さんと、チリに移ってから
3世代目になりました。そこで、
3種類の葡萄を使って最高のワインを造ろうと考えたのです。
樽100%で造った最初のワインだったので、「ナンバー・ワン」と命名されました。
こちらも、いかにもファレルニアな味(笑)。
しっかり完熟、甘いです。
黒っぽい濃い赤紫。
黒糖やヴァニラのような甘い香りと少しインクのような香りも。
アタックは
「甘い!美味しい!飲みやすい!」という、明快な印象。
熟したぶどうの充実の果実味。
尖りない穏やかな酸味と濃厚な果実味とのバランスが良く、
フルボディですが飲み疲れません。豊富なタンニンにも角はなくまろやか。
程よい飲みごたえと親しみやすさを両立した、ファレルニアらしく明るくて楽しい味わいです。
ある程度の重さ濃さがあるので全くのワイン初心者の方には少し強すぎるかもしれませんが、
飲みなれた方ならグイグイいってしまうタイプです。
樽の要素による複雑味より、
果実味そのものの自然の恵みの味わいを堪能出来る1本。
我が家では、このワインを使ったソースのハンバーグに合わせました。
感想は一言「幸せっ!」
がっつりお肉メニューに合わせれば、もれなく幸せが訪れるはずですよ!
=====【輸入元資料より】
イタリアのトレンティーノから12歳の時にチリに移住し、ピスコ(葡萄から造られるチリの蒸留酒)会社を経営するアルド・オリビエ・グラモラと、イタリア人醸造家のジョルジオ・フレッサティ。
二人は親戚で、1995年、観光でフレサッティ氏がアルド氏を訪問した時(35年ぶりの再会)、
エルキ・バレーの日の光と青空、無いものを欲しがるのではなく今あるものに感謝するという人々のライフスタイル、そしてその壮大で未知なる力を秘めた土地に感動し、翌日にはこの土地でのワイン造りを決意。
それからというもの、風や湿度、気温などの気候条件を数時間おきに毎日計測し、徹底的な調査を行ないました。
調査は2年間続き、1997年にベストだと判断した場所に葡萄を植え、1998年にビーニャ・ファレルニアを設立。
二人は「それまで生食用やブランデー(ピスコ)用の葡萄しか造られていなかったこの地でワイン造りを始めることは革新的な出来事だった。情熱と技術、チリの大学のアグロノミストのサポートによって、主要なワイン生産地からはるか遠く離れたエルキ・バレーを、
計り知れないポテンシャルをもった素晴らしいワインの畑に変貌させるという目標が原動力になっている。」と考えています。
畑は、冷涼なエルキ・バレーの中で350mー
2070m(←驚きの標高!)の4箇所にあり、自社畑が320haと長期契約畑100haと広大です。それぞれが特有の気象条件を持っています。
タンクやボトリングマシーンなど、
設備は全てイタリアから取り寄せました。
ステンレスタンクは、温度を同じに保つため、厚さが12cmもあるものを選んでいます。
発酵用には人工酵母、マロラクティック発酵は自然酵母を使用。
樽はフランス産とアメリカ産を使用。どちらもカントンというメーカーのもので、ホワイトチョコレートのような甘さを持った味わいと、タンニンに丸みがでるという特徴があります。
瓶詰め前のフィルターは、赤は1回のみ。明るくて広いこだわりの研究室(ワインや葡萄を分析)では、
エルキ・バレーの土地と、イタリアで培ったエノロゴとしての腕前が花開きます。
ワインのラベルは、インカ文明の地上絵からとったもので、歴史を尊重したいという想いからデザインに採用しています。
「頭の中にはもっともっと良いワインのイメージがあります。毎年毎年、品質を上げていきますよ。」=====
輸入元ホームページの生産者情報がお読み頂けます。=====
(文章:佐野 雅子)
商品スペック |
タイプ | 赤 |
ヴィンテージ | 2018 |
容量 | 750ml |
保存 | 静かな冷暗所 |
生産国 | チリ |
生産地 | エルキ・ヴァレー |
生産者 | ビーニャ・ファレルニア |
■味わい:フルボディ ■ぶどう品種:カベルネ・ソーヴィニヨン50% シラー25% カルムネール25% ■格付け:DOエルキ・ヴァレー ■アルコール度数:15% |
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