商品説明
セッサンタアンニとはイタリア語で「60年」。
60年といえば、還暦であり、また定年を迎える方もいらっしゃいます。
ご自宅用として楽しむのはもちろんですが、セッサンタアンニは記念の贈り物としてもお薦めなのです!
長年安定した品質で大変高い評価を続けています!
生産者はカンティーネ・サン・マルツァーノ。
いまや定番デイリーワインの一角イル・プーモで多くのファンを掴んでいます。
サン・マルツァーノでは古木を守ることを大切に考えており、高樹齢の葡萄から個性的で貴重なワインを作り出していることも特筆すべきことの一つです。
古木は根が奥深くまで張り、土の養分を十分に吸って非常に濃縮し複雑性のある味わいになりますが、収穫量は30hl/ha程度と大変少なくなります。
サン・マルツァーノでは一部アルベレッロ(ギリシア、古代ローマ時代から続く古典的な仕立て)で古木栽培を行っていますが、アルベレッロは機械収穫できず、手入れが難しく必然的に手摘み収穫となり、また、病気などのリスクもあり普通の農家は非効率さを嫌がり植え替えしてしまうことも多々。
しかし、サン・マルツァーノでは土地ごと買い取り、それぞれの土壌にあった伝統を守っています。
フラッグシップのこのセッサンタアンニは、時間と労力をかけて栽培された樹齢60年以上のアルベレッロの葡萄を厳しく選果し、熟成樽にもこだわりました。
個性ある美味しさに驚いていただけると思います!
■醗酵:ステンレスタンク、主醗酵後MLF
■熟成:オーク樽 12ヶ月(80%仏産、20%米産225L) ステンレス・タンク 12ヶ月
瓶熟6ヶ月以上
濃いルビーレッド。
レーズンやラム酒、チョコレートなど、様々な甘く濃密な香り。
アタックからパワフル!
黒い実を煮詰めたような果実味が濃厚で、甘渋くトロリとした感じありのジャミーさ。
果実由来、樽由来それぞれの甘み、渋みが尖りなく溶け込んでいます。
酸は低めながらもバランスは良し。
旨味に多層感があり、ズッシリと圧倒的な存在感。
上質のローストビーフやステーキに、量を飲むよりゆっくり少量を楽しむのがお薦めです。
正直、合わせる料理を選ぶワインですので、個人的には料理とのマリアージュで悩むより、チーズ程度をおつまみにじっくりこのワインの重厚さを楽しみたいですね。
普段の夕食に気軽に飲むタイプではないですが、特別な一刻には素晴らしい華となってくれる個性派の1本。
是非、古樹が生み出す生産者の渾身のフラッグシップをお楽しみ下さい。
=====【輸入元資料より】
東にアドリア海、南西にイオニア海の2つの地中海を臨む、イタリアのかかと部分にあたるサレント半島に位置するワイナリー。1962年に創業した協同組合で、現在は1200以上の栽培農家を抱えています。
熟練の栽培家らの手によって造られる、太陽・大地の恵みをたっぷりと吸収したプーリアならではの土着品種で、高品質なワイン造りに取り組んでいます。
革新的な醸造技術によってブドウとテロワールの魅力を余すことなく表現した彼らのワインは、現在世界中で人気を高めています。
土壌は粘土質、石灰質に赤土土壌、その下には、 石灰質の石の層が連なります。夏は暑いが、夜は気温が下がるため昼夜の気温差があります。降水量は少なく、海風の恩恵を受けます。
これらの条件が全て揃った時、タンニンが繊細、エレガントでありながら、ストラクチャー豊かなワイン、かつ熟成に耐えうる偉大なワインの生産が可能となります。
醸造家のマリオ・エルコリーノ氏はアヴェッリーノで醸造学を学んだ土着品種の専門家で、フリウリ、アブルッツォ、ピエモンテ、トスカーナ、ラツィオ、カラブリア、シチリアなどイタリア各地で経験を積みました。ギリシア、ルーマニア、フランスなどでも活躍し、90年代にプーリアへ移住。サン・マルツァーノでの経験は2002年から。
もう一人の醸造家ダヴィデ・ラグーザ氏はフィレンツェで農業学と醸造学を修めました。以前からサン・マルツァーノの収穫を分析し、NZなどの海外での経験を経て、2013年よりワイナリーに正式入社。=====
(文章:佐野 雅子)
商品スペック | |
---|---|
タイプ | 赤 |
ヴィンテージ | 2017 |
容量 | 750ml |
保存 | 静かな冷暗所 |
生産国 | イタリア |
生産地 | プーリア州(イタリア南部) |
生産者 | カンティーネ・サン・マルツァーノ |
■味わい:フルボディ ■ぶどう品種:プリミティーヴォ100% ■格付け:プリミティーヴォ・ディ・マンデュリアDOP ■アルコール度数:14.5% |