商品説明
《ザブファン必飲!最強コスパの最上級キュヴェ!》
イル・パッソでおなじみのヴィニェティ・ザブからの逸品。
インパリは「インコンパラブル(incomparable)=ずば抜けた」という意味。
その名のとおりザブの最上級キュヴェにして、シチリアならではの最強コスパ。
醸造責任者バッカラーロが惚れ込んだ特別な畑からの葡萄だけを使用。
この畑は高樹齢なだけでなく、すべてのテロワールが理想的とのこと。
前VTの2018年はルカ・マローニ ベストワイン年鑑2021で97点の高評価。(99点が満点)
2019年VTはベルリナー・ワイン・トロフィー2022金賞。
これ、試さない理由は皆無ですよ。
《ゆったり時間をかけて楽しむ一刻を》
透けない黒に近い濃い赤紫。
ブルーベリーやブラックチェリーのような黒い実の濃い果実香。
キャラメルやクッキーのような香ばしさもあります。
ベリーたっぷりのタルトを思わせるような香りです。
アタックからしっかり濃厚。
おそらくアパッシメント(陰干し)の葡萄も一部使っていると思われる凝縮感。
濃い果実味で甘みも感じますが、柔らかな酸がありべったりしません。
タンニンもおだやかでまろやか。
しっかりした骨格と肉付きのフルボディ。
強さ、エレガントさ、奥行きを兼ね揃え、分かりやすい「良いもの感」。
ステーキ、ローストビーフなどの牛肉料理のお伴に。
少量でも満足できる充実感なので、ゆったり時間をかけてお楽しみ頂けます。
熟成:フレンチオークのバリックで18 20ヶ月。
《ファルネーゼ・グループのシチリア・ワイナリー》
ザブの創始者、アデュア・ヴィッラは1980年に南アメリカからイタリアへ移り、ワインの販売に携わりながらいつか自分のワイナリーを持つ事を夢見ていました。
念願の畑を購入し、10年来の友人のファルネーゼの醸造責任者フィリッポ・バッカラーロに畑を見せると、彼はその可能性を秘めた畑に惹かれ、ザブの醸造も手がけることになりました。
畑を購入してから3年間は畑の手入れに専念し、4年目に初めてワインを造りました。
その後順調に売り上げが伸びていくなか、世界中の顧客を相手にしていくことが難しくなり、アデュア・ヴィッラからファルネーゼ・グループが引き継ぎました。
葡萄は、自家畑25haからと、契約農家からの買取り葡萄を使っています。
買取り葡萄は主にスタンダードクラス(ザブシリーズ)に使い、他のクラスは主に自社畑の葡萄を使用しています。
組合の葡萄は、ファルネーゼが独自に契約した区画のものだけを使用します。
葡萄の買取りは、収穫した葡萄の重さに対して代金を支払うのが一般的ですが、ザブではアブルッツオでファルネーゼが行っているのと同様に区画に対して支払います。
収量が減っても収入は減らないため、選定、間引きなどを躊躇なく行うことが出来ます。契約農家は、ザブの成長を自らの誇りととらえています。
ザブでは土着品種に力を入れていますが、シャルドネ、シラー、メルロは、シチリアで高いポテンシャルを持つため、一部ですが栽培を続けています。
エノロゴは、フィリッポ・バッカラーロの他に、ザブ常駐のエノロゴとして、2013年10月から、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、アメリカ、フランス等、世界各地のワイナリーで経験を積んだシチリア出身のジュゼッペ・アルファーノ(写真右下)が加入。フィリッポは、収穫時など、重要なポイントに来て、全体の指示を出します。
フィリッポは、シチリアの葡萄が好きで、特にネーロ・ダーヴォラとグリッロが好きなのでザブが気に入っています。アロマティックで、ファンタスティックで、ソフトで、タンニンがアグレッシブでないのが魅力的だそうです。
シチリアは質も高い上に量もとれます。量があれば価格を抑えられ、価格と品質のバランスを追求するにはもってこいの土地なので、「腕がなる」と言っていました。
これまでも「ルカ・マローニ」ですでに高い評価を獲得しており、ファルネーゼの資本が入ることにより、さらに質、量ともに伸びています。
(文章:佐野 雅子)
商品スペック | |
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タイプ | 赤 |
ヴィンテージ | 2019 |
容量 | 750ml |
保存 | 静かな冷暗所 |
生産国 | イタリア |
生産地 | シチリア州(イタリア南部) |
生産者 | ヴィニェティ・ザブ |
■味わい:フルボディ ■ぶどう品種:ネーロ・ダーヴォラ ■格付け:I.G.P. ■アルコール度数:13.5% |