商品説明
《マルケ州トップ生産者がお隣アブルッツォで新たな挑戦!》
ヴェレノージと言えば、イタリア・マルケ州のトップ生産者として当店でもお馴染みの生産者。
そのヴェレノージの新しい挑戦がこの「プローペ」で、赤白ロゼがあります。
2016年、ヴェレノージはアブルッツォ北部テラーモのコントログエッラに16haの畑とセラーを購入。
新たにワイン造りをスタートしました。(ファーストリリースは2017年)
コンセプトは「フレッシュでスムーズ、モダンな味わい」。
「プローペ」はラテン語で「近い」という意味があります。
テラーモはヴェレノージの本拠地アスコリ・ピチェーノから車で25分と近い場所。
またオーナーのアンジェラの生まれ故郷で、「ルーツに戻る」といった意味合いもあるそうです。
平均樹齢は20年。
アブルッツォの畑は、ヴェレノージの拠点であるマルケのアスコリ・ピチェーノから距離が近いため、マルケと同じスタッフがアブルッツォの畑の仕事も行っています。
栽培、醸造ともマルケと同じスタッフで行い、長年培った知識や経験を活かしています。
栽培はオーガニックなアプローチで行っており、畑の肥料は自然のコンポストを使用。
病害への対策は、オーガニックで認められている銅と硫黄のみ。
殺虫剤不使用。フェロモンカプセル、益虫利用など、様々な対策を組み合わせた害虫対策を実践。
醸造はマルケ州のワイン同様、アッティリオ・パーリによるコンサルティング。
また、ヴェレノージの主任エノロゴのフィリッポ・カルリが指示を出し、現地にはアブルッツォ在住のアシスタント・エノロゴが常駐し、日常的な管理を担当。
《シニアソムリエまーちゃんのテイスティング》
透けない濃い赤紫色。
ブルーベリーやブラックチェリーのような果実香が凝縮しています。
また、コーヒーやチョコレートのような甘苦いような良い香りも感じられます。
味わいは香りどおり、凝縮した葡萄の果実味がたっぷり。
角のないタンニンも豊かで、まろやかな酸のバランスも良し。
濃厚で凝縮感のあるしっかりフルボディで、飲み応えあり。
それでいて、口当たりには丸みがあるのでひっかかりがないのです。
日常的にしっかりめのワインを飲む方なら気に入って頂ける自信あり。
ハンバーグや焼き肉などのボリューム感ある家庭の肉料理にぴったりです。
いつものおうちご飯がグレードアップ間違いなしの1本。
畑:標高250-300m、シルト、粘土、砂利を含む土壌。
収穫:10月中旬に手摘み収穫。
醸造:セラーに運び除梗した後、コンクリートタンク※に入れて発酵。
4週間ゆっくりと醸しを行い、発酵終了後48hLの大樽に移し12ヶ月熟成。
※タンクには葡萄を優しく破砕し果帽を崩す装置がついており、果汁と果皮の接触を均一にすることが出来る。これにより、より良い抽出を行うことが可能。
《抽象的なラベルデザインにもご注目》
20世紀前半に活躍したマルケ州出身の芸術家オズヴァルド・リチーニ(1984-1958)の作品にインスピレーションを受けてデザインされました。
1950年代のシリーズ作品「Angello Ribelle (反逆の天使)」の天使の目がモチーフ。
この絵画は、 巨大な天使が天空と地上を自由に行き来する様子を描いています。
リチーニが天使を反逆者として描いたように、ヴェレノージも、自分達は故郷である土地と強く結びつきながら、羽根を持つ天使のように自由に新しいものに向かっていく意志を持っていることを表現しています。
《若い2人の情熱から始まったストーリー》
ヴェレノージは、イタリアのアドリア海沿岸のほぼ中心に位置するマルケ州のアスコッリ・ピチェーノ地方でワイン造りを行っています。
1984年、当時25歳のエルコレ・ヴェレノージと20歳の妻アンジェラにより9haの畑からスタート。当初は資金も無く、親の援助も得られず、ワイン造りの知識もなく、産地としても無名だったため、今日のような成功を収めるまでには大変な苦労がありました。昼は畑とセラーで働き、夜は懸命にワイン造りの勉強をしました。
父の自家用のワイン造りを小さい頃から手伝っていたエルコレが、抑えきれない情熱と共に始めたワイン造りが拡がって現在では自社畑145ha、賃貸畑150ha。30名の若いスタッフが協力して品質向上に努めています。
現在、家族経営のワイナリーとしてはマルケ州で2番目の規模、世界48ヶ国に輸出。
ワイン造りの哲学は、スタンダードから上のクラスまで、すべて高品質であること。
すべてのワインに同じ姿勢で向き合い、同じ労力をかけています。エントリーレベルのワインは、幅広い人々の元に届きヴェレノージのワインを知るきっかけの名刺代わりだと考えるからです。
《マルケを代表するトップ生産者》
「ポケット・ワイン・ブック2019」ではロッソ・ピチェーノの最良の生産者として掲載。イタリアワインのガイドとして名高い「ガンベロ・ロッソ」等で毎年のように高評価。
「国際市場でマルケ州のワインを牽引するワイナリーは数少ない。その中で重要な役割を果たしているのがヴェレノージで、毎年世界市場での存在を広げている。(中略)固有品種による白ワインやスパークリングワインから力強い赤ワインまで、このワイナリーの強みは沢山あり、品質が非常に安定している。」
---ガンベロ・ロッソ イタリアワインガイド2017---
(文章:佐野 雅子)
商品スペック | |
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タイプ | 赤 |
ヴィンテージ | 2020 |
容量 | 750ml |
保存 | 静かな冷暗所 |
生産国 | イタリア |
生産地 | アブルッツオ州(イタリア中部) |
生産者 | ヴェレノージ |
■味わい:ミディアムボディ ■ぶどう品種:モンテプルチャーノ ■格付け:D.O.C. ■アルコール度数:13.5% |